私たち薬剤師は、当院の理念と基本方針に基づき、患者様一人ひとりに適した効果的かつ安全な、質の高い薬物治療を提供できるように努めています。医療が高度化・複雑化していく中、病院薬剤師は医薬品の適正使用・安全使用に深く関わり、患者様の安心・安全を確保することが使命の一つであり、責任感を持って各自業務に取り組んでいます。
　特に薬剤師病棟常駐は福井県内でも先駆けて平成5年から開始し、現在は心臓救命センターを含むすべての病棟に薬剤師が常駐しています。入院された患者さんの持参薬を把握し、お話を伺うことから始め、入院中に追加となった薬との重複・相互作用や副作用などをチェックし、患者様のもとへ服用方法・服薬上の注意点を説明に参ります。退院後も薬物治療が適切に行われるよう、患者様の声に耳を傾け、医師や医療スタッフと連携を取りながら業務を進めています。
　これからも、循環器専門病院として、県民の皆様から信頼され、いつでも安心して医療が受けられるよう、医薬品適正使用の推進やチーム医療の充実を図り、質の高い薬物療法の確保に努めてまいります。

科長 　谷口　仁孝