医療法人 福井心臓血圧センター / 福井循環器病院

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病院紹介

医療安全の確保

医療安全対策作成指針

基本理念

医療の場では医療従事者個人の不注意、あるいは組織体制の不備が、単独であるいは重複して医療上望ましくない事態を引き起こし、患者の安全を損なう結果となりかねない。患者の安全を確保するためには、まず、われわれ医療従事者の努力が求められる。さらに、目常診療の過程にチェックポイントを設け、単独の過ちが即ち医療事故というかたちで患者に実害を及ぼすことのないようなシステムを院内に構築することも重要である。

本指針はこのような考え方のもとに、それぞれの医療従事者の個人レベルでの事故防止対策と、医療施設全体の組織的な事故防止対策の二つの対策を推し進めることによって医療事故を無くし、患者が安心して安全な医療を受けられる環境を整えることを目標とする。
 
本指針の全文は、PDFファイルにてご覧いただけます。
こちらPDF をクリックしてください。
チーム医療

心不全チーム

― 心不全チーム
〇はじめに
日本では心不全の患者さんは約100万人存在すると言われています。
急性期心不全をおこして救急車で運ばれてきた患者さんは、急性期治療を受けて症状が取り除かれ退院することはできますが、心臓の機能が元に戻ったわけではありません。
急性増悪の繰り返しは命の下降曲線をたどります。
これをふせ防ぐためには心不全を正しく理解し、薬をきちんと飲み、不摂生や過度の疲労を避け、体重や血圧測定・むくみ等のセルフチェックを行うなど、日常生活の管理が大変重要です。

当院では、多職種協働チームで関わり、心不全の患者さんとご家族に質の高い医療ケアを提供することを目指し、2019年7月に心不全チームが発足しました。

 

〇心不全チームの目的
・心不全を持つ患者さんの※健康アウトカム向上
・多職種連携による効果的介入
・心不全ケア・職員教育で主導する人材の育成
※健康アウトカム向上 心不全療養を実践していただくことや社会資源を利用することで、入院、再入院などを
減らすこと。
自覚症状や生活の質が改善されること

〇心不全チームの構成
・医師 :2名 循環器内科医、心臓血管外科医
・看護師:7名 看護部、救命センター、3階病棟、4階病棟、5階病棟、外来、ハート居宅介護支援事業所
(慢性疾患堅固専門看護師、緩和ケア認定看護師、人工心臓管理技術認定士、心不全療養指導士)
・薬剤師:1名(心不全療養指導士)
・管理栄養士:1名
・理学療法士または作業療法士:1名
・医療ソーシャルワーカー:1名
・医事課職員:1名

〇心不全チーム 病棟ラウンドについて
 特にチーム介入の必要性が高い患者さんについて治療の経過や今後の方針、生活スタイルやご自宅での環境などを把握し、退院までにどのような関わりが必要か多職種で意見を出し合い実践してゆきます。
退院の際には、外来部門に連携し、ご自宅での心不全療養を継続的に支援しています。