放射線技術科| 医療法人福井心臓血圧センター / 福井循環器病院

放射線技術科について

技師長山田芳和

当院は循環器専門病院という性格上、総合病院のように全ての検査ができるわけではありませんが、循環器疾患に対する検査･治療に関しては皆様に満足いく技術と経験を持っていると自負しております。
なお、当科のスタッフは放射線技師８名、看護師１名、事務１名と少な目ではありますが、それぞれがスペシャリストとして日々研鑽を積み、来院される患者さんにご満足頂けるよう努めております。

当科の主な放射線機器

・一般撮影装置 1台、ポータブル装置 2台
・CR装置 1台（コニカミノルタ社製レジウス350 150）
・CT装置 1台（Philips社製 Brilliance iCT 256）
・心臓カテーテル装置 2台（Philips社製 FD20F、TOSHIBA社製 Infx 8000V BP）
・核医学装置 1台（GE社製 Discovery NM630）
・X線透視装置、外科用イメージ装置

ギャラリー

一般撮影(ＣＲ装置)

X線を照射して人体の内部を撮影する検査です。
党員ではふらっとフラットパネル（FPD）を用いているため、従来のCRと比べて、高精細かつスピーディに画像を得ることができます。
また、得られた画像はデジタルデータとして保存されるとともに電子カルテに配信されます。
これにより、診察室や病棟で、医師は画像モニターにより診断できます。

Ｘ線透視検査

当院では胃透視、注腸透視はもちろん、挿入困難な気管支ファイバー検査や大腸ファイバー検査時に検査の補佐役として活躍しています。

ＣＴ検査

CTとは体の輪切りの画像や3次元画像を作り出す装置です。
当院のCT装置は128列256スライスのMDCTを導入しています。
そのため、検査時間・放射線被ばく量を減少しつつ、高精細な画像を得ることができます。
心臓やけ血管系、臓器をより詳しく調べる際には造影剤を用いることもあります。
造影剤を使用しない場合の検査時間は5～10分、造影剤を使用する場合でも15～20分程度で検査を終えることができます。

詳しくはコチラをご覧ください。

カテーテル検査


カテーテル検査では主に腕の動脈から心臓に管（カテーテル）を送り直接、冠動脈を撮影検査です。直接心臓にアクセスするため、撮影だけではなく詰まった所があればそのまま治療することも出来ます。詳しくはコチラをご覧ください。

ＲＩ検査

ごく微量な放射線同位元素（RI）を患者様の体内に投与し、体内から放出される放射線をガンマカメラと呼ばれる装置で画像化し、臓器の機能診断をする検査です。当院では2018年5月にGE社製DiscoveryNM630を導入しました。従来の装置よりも、撮影時間が短縮され画質も向上しました。

外科用イメージ装置

当院では手術中の透視に使われます。ペースメーカーの挿入時や、消化器科手術の術中透視に使われます。

ポータブル撮影

検査室まで来られない患者様を撮影するための装置です。当院では処置室・病棟用で1台、救命センター用で1台有しており、緊急時でも素早く対応ができる体制となっています。